「Jun宛のラブレター」(fTomo)
一、なぜこのチームに入ったのか
このチームに入った理由は大きく3つあります。
1つ目は、中学校での活動を維持できることです。このメリットは今まで学んできた技術を活かし前大会では中止で出場できなかった全国大会出場を目指して活動ができることです。
2つ目は熱中できる活動や、内容があることです。学生生活という限られた時間の大半を使うほど熱中するということは、まさに
「青春」
と言えるのではないでしょうか。この四人での活動は私の人生の1ページに印象深く残ると思っています。
別に思い出づくりのためではなく活動をするのではなく大きな目標をチームで達成することがこのチームに入った大きな理由と言えると思います。
二、なぜロボカップをやるのか。
これについてはまず私がロボカップというものに触れるきっかけが重要だと思っています。子供の頃からおもちゃの分解や中はどうなっているのだろうと機械や機構などに興味がありました。小学生の頃には祖父が電気系の仕事をしていたこともあり、はんだ付けや昔の電子工作(真空管・ICの登場)などの話をしたりと大きく私の趣味に影響しました。
さらに、一番近い中学校が科学部でロボカップに出場していて「この部活に入りたい」
と強く思っていました。これがロボカップとの出会いです。
そして、様々な繋がりがありロボカップに出場してその楽しさを身を持って感じました。
この活動を高校性になってもできることは大きなモチベーションになっていて、目標達成に大きく影響していると思います。
今回の活動で習得したい力はハードとソフトの両方向から物事を考えるなどの、
「物事を多面的、多角的に見る」
と、いう力を習得したいです。これには今後の勉強や社会に出た時にも通用する能力だと思っています。集中しているときや急いでいるときにこそ有効になるのではないかと思っています。
三、具体的なロボットの構成
デザインに関しては中学で計四台の機体を作ってきての反省点やよかったところを参考に固めていきたいと思っています。
主な反省点は
・メンテナンス性の向上
・ヒューマンエラーの起こらない設計
・部品配置や回路の簡略化
この三点があります。
メンテナンス性はコネクタの選定や基板の自作、機体の共通化を主にしていきたいと思います。
ヒューマンエラーのない設計というのは、ボタンの押しミス、プログラムの書き込みミスなど気を付ければ回避できるものですがそこの信頼性を上げることが重要だと思っています。
部品配置や回路の簡略化に関しては私がチームの回路担当ということで重点的に書いていきたいと思います。
まず部品配置は、高密度に配置するため電解コンデンサやコネクタなどの一部を除いて表面実装部品を多用しある程度コストや手間が増えますがその分表面実装のメリットを最大限生かせるように設計していきたいと思います。
回路の簡略化とは、チップ抵抗の値をできるだけ限ることでコストや実装時の取り付けミスを減らす目的があります。その他に一枚の基板にできるだけセンサーやマイコンを乗せることでコネクタの数を削減し結果的にヒューマンエラーを減らすことにもつながると思います。基板の両面を使った面積削減、パスコンなどを近づけて配置するなどの工夫など回路設計は細かいですが大きな効果を得ることができるポテンシャルを持った部分だと思っています。
革新的な技術を書けという無理難題を提示されたのですが一応書き留めておきます。
・機体のフレームにCAEの解析機能を使った攻めの設計(主に肉抜き)
メリット
軽量化及び形状の最適化
・ねじ・スペーサーの削減のため一段目と二段目の部分を共通化
(モーターマウントやキッカーなど)
メリット
軽量化やメンテナンス性の向上
個人的にやりたいこと
・メインマイコンを表面実装にする場合USBシリアル変換をメイン基板に乗せて直接書き込みたいと思っています。
四、チームのリーダーだった場合
ブログに書かれていた設計・実験に関しては同じことをしていたと思います。
違う点としては担当の割り当てを個人個人の得意分野や経験のあるものを担当にしていたと思います。実際初めてのことを覚えるということに多くのリソースを割かれてしまっているイメージがあり、やったことのある人がやったほうが効率がいいのではないかと思うことがこの二か月でいくつかありました。
結果的に今のところ軌道に乗ってきてはいるので意外と問題ないのかもしれませんね。
機体設計に関しては二人を担当にして平行に二種類の案を出してもらいそれを比べメリットデメリットを書き出してブラッシュアップしたものを使いたいと思っています。
この方法は新幹線の試験車などでも使われている手法です。二種類の先頭車や車体構造の違う中間車を作りデータを実際に走らせて最適解を求め量産車に落とし込むことをしています。私はそれをデータ上で検証をしてより良い機体ができると思います。
回路設計も二人で確認したいと思います。
まず回路設計、基板に落とし込むところまでを一人でやり、配線ミスやピンミスをもう一人が確認という二段階での検品をして発注したいと思います。この手法を取ると格段に回路のミスが減ると思います。
その他の実験に関しては今現在出ているものとほぼ変わらないと思います。
五、終わりに
今回思っていることや考えを文章化することでメンバーの考えや自分の考えをよくまとめることができいい取り組みだったと思います。この意見交換で革新的で新しいアイデアや技術が出てそれを形にできるように努力していきたいと思います。
これを書き終わった後に思いついたアイデアなどもこんな感じで文章やホワイトボードなどに図式化してメンバー間で共有していきたいと思います。
以上
タイプミスや変換ミスがないことに期待
未来の自分たちに期待